見るなキタ━(゚∀゚)━!

トイレの「小」の方で流せるタイプの文章を書きます。そしてお前を許さない。

映画『脳男』

映画『脳男』見たよ。

 

あらすじ

サイコキラーに大切な人を殺された人も、被害者と加害者で接していったり理解し合えば相手を一人の人間として見ることが出来るようになり上手くいくんじゃないか、という考えを持っている精神科医が主人公。

その主人公が、ある凶悪な連続殺人事件の犯人をプロファイルすることになる。しかしなんと彼には感情そのものがなかった。

高性能だが感情も欲求もなく、ただ言われた通りに命令を実行するだけの「脳男」と名付けられた彼は一体何をなしていくのか。

 

みたいな感じ。

 

感想(前置き)

俺が何が好きか、嫌いな映画をどう作り変えたら好きになれるか。それこそが物語を作る訓練となる。とピクサーの人が言ってました。だから俺はそれをやってます。

 

感想

5点満点で星2か3くらいかなぁ。

犯人の出自を調べて幼少時代の逸話とか聞くくだりは好き。ゾクッとするような怖さや狂気を持ったやつの子供時代の話好き。まだ洗練されてない狂気、むき出しの気持ち悪さが語られるの良いんだよね。脳男って名付けもモダンな感じで良いっすね(モダンなのか…?)。

 

でもまあ、結局何が言いたかったか、っていうのが分かりづらくて。俺は分かりやすい「これについての話だったんです!」ってたった一つを語る話が好きだから。

サイコパスな人間、感情のない人間、平気で人を殺せる人間を理解できるか、仲良く出来るか、みたいな話だとは思うんだけど結局理解できませんでしたってオチっぽいし、ボス役のサイコな女の子達も何の対比で出てきたのか(アンタゴニストとして適切だったのか)。

脳男をダークヒーローみたいにするなら、誰も狂ったシリアルキラーを止められない、何故ならば普通の人間には感情があるから、感情があるから躊躇していまい誰も報復できない。だけど脳男には感情がないから躊躇わず報復できる。その業を背負う。それを主人公だけが理解した。って話だと好きかな。

感情がないけど高性能で、主人公は最後らへんで「あなたは人間なのよ。感情を持てるわ!」みたいな話するので、そっちに振るならターミネーター2的な話にすると良いなあと思う。

 

終わり