見るなキタ━(゚∀゚)━!

トイレの「小」の方で流せるタイプの文章を書きます。そしてお前を許さない。

映画『ダーク・センス』

映画『ダーク・センス』見ました。

おもろいけど惜しい話だ。星3弱

 

あらすじ

少年時代、主人公は触れた人間の未来予知が出来るので連続殺人事件を止めようとするのだが、誰も信じてくれないから自分の殻に引きこもってできるだけ誰とも関わらないで生きてきた。

引きこもって大人になったある日、とうとう自分が殺される未来予知を見てしまう。殺されないように未来予知のメリットを存分に活かし国防省(みたいな。よく知らんけど)を手玉に取り身を守ろうとする。

 

感想

誰も信じない超能力を使って公的機関に自分を信じさせるエピソードが好きなので、そこら辺は良かった。国とか偉い人に一気にアプローチして利用しようとするのってかっこいいんだよね。デスノートをどうやって信じさせるか的な。

あとは見えた未来予知がリアルすぎて現在の自分の体に症状が出るってのも新しくて良いな。人に信じさせるのにも便利だしな。

と、映像が結構良くてちょこちょこ決まってる綺麗なシーンも多かった。言語化しづらいんだけど「お、このシーンちょっと模写したい」みたいに感じるの。岩井俊二とか庵野秀明とか見てて結構そう感じるんだけど、そういう記憶にとどめておきたいなってシーンが多くて良かった。

 

ただサスペンスは置いといて、主人公が頑張る理由が「自分が殺されるから」っていうのはどうも燃えない。興味がない。俺は主人公を好きになりたいの。そしたらやっぱり「誰かが殺されるから助ける」って話のほうが好きなんだよなあ。

一応「誰かが犠牲になるのをほっとけない」とか台詞には存在するけどエピソードとしてないから。母親とか最後にくっつく自分を好いてる女の子が出るんだからその辺がヒロインになってたら燃えたなあ。

 

「未来予知を使えるあなたはこの世界に嫌われている(誰も信じてくれなくて一人ぼっちになるから)」的な台詞があったし、最後ら辺で犯人に捕まった主人公に対して国防省(?)が「未来予知が出来たり念力が使えるこいつは危険因子だ。一旦殺人犯に殺されるのを待ってから犯人を捕まえよう」ってなるから、そういう「突出した能力者は人に嫌われてしまう」って話がもっとメインだったら良かったな。そういうのはすっげえ好き。しかも主人公は人を守ろうとしてるのに皆助けてくれない、けど主人公の行動に心打たれた組織の一人が上司の意向に逆らって手伝う、とかって展開きたらまじで燃えたんだけどなあ。

 

他にも「自分に足りない部分を持った肉体派の相棒を未来予知と金で釣っておいてだんだん仲良くなりケンカもするけど最後は二人の力で犯人を倒す」とか書きたいことは多分好きなんだけど、全然伝わらないので惜しいなあ。

 

終わり