見るなキタ━(゚∀゚)━!

トイレの「小」の方で流せるタイプの文章を書きます。そしてお前を許さない。

映画『シャッターアイランド』

映画『シャッターアイランド』見たというかほぼ聞いた。

すごくながら見なのであんまり詳しいこと言えないけど、ながら見の感じでは星2、3。「そうか…」って感じだった。

 

あらすじ

大戦ちょい後くらい、ある孤島に精神をすごい病んでる人達が入れられる病院があった。そこの病人が行方不明になったと聞いて、主人公である連邦保安官が相棒とともにやってくる。しかしその保安官は依頼された仕事の他に、自分の家族を殺した犯人を見つけるためにこの島にやってきたのであった。そうこうして、島を探索うちにこの病院の様子がおかしいことに気付く。主人公は段々と頭痛や手の震え、果てには死んだ家族の幻影や戦争中の出来事を白昼夢で見るようになってしまう。これは病院が仕掛けた罠だと思い探索し、とうとう本丸へ近づくが…

 

っていう話。ちゃんと書けるほどちゃんと見てないのでまあ。

 

感想(前置き)

俺のことは気にしないでください。

 

感想

個人的にオチが勝負系の話はタネが分かると興味をなくしてしまうので、『シックスセンス』にしろコレにしろ頭では「頭では面白いんだろうな」と分かるんだけどあんまり惹かれない。

ドラマの部分も切ないは切ないけど、技工のためのドラマに見えてしまうんだよな―。「最後ひっくり返すためのドラマで、ここの葛藤もオチがばれないように隠してて…」みたいな見方になるからあんまり好みじゃないなあ。

だけどオチや展開が分かってても面白いお話はあって(というか繰り返し見る作品はそうだしね)、やっぱネタがバレても感情が強い話や俺の好きな感情の話はグッと来るので、実は主人公の妄想だったって分かってから主人公がどれだけ戦えるかが勝負かなあ。ビューティフル・マインド』は統合失調症って分かってからすげえ面白くなるんだよね。

例えばこの映画だと話の全貌が分かる場所=灯台へ踏み込む時、理由が相棒なんだけど、こいつを助けたいって主人公に感情移入出来るほど仲良しとして描いてないんだよね。俺はとにかく感情移入して一緒に冒険したいから、もっと「相棒を助けたいよな!」ってエピソードを積み重ねていざ真実に辿り着いたら何もかもなかったって方が良いかなあ。

 

もとの話と全然関係ないけど「こうだったら面白いかも」ってアイディアでは、主人公が自分の状態に気付くくだりで、医者たちが「君がここで治ることを証明できたらロボトミー手術への反論の手掛かりとなる」的なことを言うので、主人公が病院を駆け巡る間に出会った患者たちがみんないい感じの人で、様子を見てきた主人公がそんな患者のために自分のトラウマを振り払ってロボトミー手術を拒否するって展開だったら俺は好き。全然話変わるけど。

 

本編に話を戻して。ラスト、(多分)敢えて痛みのある現実より妄想を信じたまま生きる、そっちのほうが個人は幸せだって選択をするけど、そんなのどっちが良いとか悪いとかじゃなくて、俺は絶対痛みのある現実を取ってほしい。これはもう俺の価値観というか、願いみたいなもの。妄想を選ぶ気持ちは痛いほど分かるんだけど、真新しい未来を諦めないでいて欲しいし、その先にはきっと良いことがあるって話を見たい。フィクションに対する俺のスタンスです。

 

終わり