見るなキタ━(゚∀゚)━!

トイレの「小」の方で流せるタイプの文章を書きます。そしてお前を許さない。

映画『透明人間』

映画『透明人間』見ぅた

スリード盛りだくさんで最後までどうにかしようという気概は感じた。個人的には感情が強いほうが好きだからそこ引いて星4で。

 

あらすじ

こちらを支配しようとしてくる狂気的な旦那から辛くも逃れる主人公。しかしその恐怖から旦那がいつでも連れ戻しに来る気がして外も出歩けなくなり知人の家で治療を受ける日々。

しかしある日、元旦那の兄から元旦那が死んだと聞かされ光学研究で得た莫大な遺産を受け継ぐ。

訃報を聞き段々と呪縛から逃れていけそうだったが、変なことが起こり始める。

出した記憶のない妹への罵倒のメールや殴ってもいないのにお世話になっている知人の娘を殴ったことになっている。

これはきっと旦那の仕業と主張するが誰も信用しない。

だがなんと、旦那の電話機が屋根裏部屋にありそこには「サプライズ」の文字が。

何かが起きていると悟った主人公は旦那と住んでいた家を探りに行くとそこには透明人間になれるスーツが置いてあった。気づかれ襲いかかってくる透明人間を躱し、妹に助力を仰ぐも公衆の面前で殺され主人公はナイフを持たされ罪を着せられてしまう。

精神病院に入れられ透明人間のことを主張するもやはり誰も信じてもらえない。その上いつの間にか妊娠しているとの診断も下される。

すると旦那の兄が弁護士として、このままでは精神不安定なので遺産は受け継げなくなる、しかし子供を産めばどうにかしてやると持ちかけてくるが主人公はそれを跳ね除け「お前ら兄弟の言いなりになるくらいなら死んでやる」と腕を切り裂き始める。

だがそれは主人公の計略で、自殺を止めに入った透明人間を逆に掴み攻撃、スーツが半壊し姿が見えるようになる。

そこから色々あった末にどうにか透明人間を殺すことができるが、マスクを剥ぐとそこにあったのは旦那の兄の顔だった。

そして旦那の方は地下室に監禁されていたというのだ。

主人公はそこまで含めて旦那の計略だと思い、最後には自らが透明人間になって旦那を仕留めるのであった。

 

感想(前置き)

俺の好き嫌い、こうしたらもっと自分好みになるのになあっていう話をするとピクサーの人が物語作りにいいよって言ってたのでそうします。そういうタイプの感想です。

 

感想

『アップグレード』の監督らしいですね。サスペンス・ホラーと見せかけて能力バトル漫画にする人っぽいな。

面白いんは面白いんだけどミスリードから何択か妄想できてその中から意外な方が採択されてるって感じで読めるっちゃ読める。

だから面白いっていうよりかは「俺だったらこのネタでどんな話にしようかな~」って考えられるのが楽しい。妄想力を掻き立てられる話ですね。

つまりね、透明人間の強さが面白かったんだわ。ターゲットが一対一の場面で殺人をしたら死人に口なしなのでもう片方が必然犯人になる。透明人間なんて信じてくれるわけない。その状況でどうやって透明人間に勝つか。

なのでどうせなら序盤の「本当に透明人間がいるのか/それともおかしくなった主人公の自作自演なのか」というサスペンス部分をもっと短めにして、完全に「透明人間はいる」という状況を受け手に伝えた後に、主人公の大切な人がどんどん殺されて、しかもそれが主人公のせいになって窮地に追い込まれる。最後にはもう気が狂いそうになって旦那に身も心も捧げることを誓うが実は主人公の作戦で反撃のチャンスをずっと待っていた。みたいなジョジョっぽい流れだと面白いかなあ。いまでもそういう形にはなってはいるけど、もっと「アイツのせいだって分かっているのに親しい人が殺されていく遣る瀬無さ・ムズ痒さ」で感情の圧を高めていくと俺はノリノリになれるな。

 

終わり