映画『ストレンジ・ワールド――異世界への招待状』
映画『ストレンジ・ワールド――異世界への招待状』見た。
扱ってるモチーフが好きそうだったから見たけど、はい。星1
あらすじ
高校生達数名と仲良しのバスの運転手のおじさんとどこかしらに向かう途中、近道しようとトンネルを通ろうとしたらバスジャックに合う。脅されてバスを走らせていると謎の影が。その影に運転手もバスジャックも殺されて、逃げるティーン・エイジャー。トンネルの横道にあった手記を見つけてなんかそいつを倒すヒントを見つけて倒して終わり。
感想(前置き)
好き嫌いと嫌いなものはどうしたら好きになれるかを語るのが物語作りの基本になるとピクサーさんが言ってるのでその手の感想です。よしなに。
感想
うーん、異界や異形と戦うティーン・エイジャーとしてテンプレの、勇気あるイケメンや輪に入れないヤンキー、元気なデブなどを取り揃えてなんとなく配置はしてるけどそれだけだった。
そもそも面白くないので、どうにかすると言ったら
- ちゃんと襲ってくるクリーチャーを見せる
- 約束や仲違いを描く
の2つがあれば基本的にはテンプレだろうが嫌いにはならないと思う。
1は「あれなに?」とバスの前に現れたクリーチャーを調べに行って襲いかかってくる時に一回も姿を見せない。けど一番金掛けるならここだろ!
ここですっげえ怖いクリーチャーを一発見せておけば、その後女の子が一人で死体の持つ車のキーを取りに行くシーンも「あんな怖いやつがいるトンネルを一人で行くなんてブルブル」ってなるわけよ。
多分クリーチャーに自信がないから見せないで人物のリアクションだけで魅せようとしたんだろうけど分かるからな。
2は、まあなんとなく仲間内が仲良しである描写はあるけど、このチームが抱えてる問題を最初に描かないと最後に一致団結するカタルシスがない。仲があんまり良くないけどこれから誕生日パーティがあるんだ、楽しみだけど雰囲気は悪いな。みたいなことを描いとけば死地から生き抜いた時にテンション上がるじゃん。前より仲良くなって約束の誕生日パーティも最高の一杯になる。
これがコアだと思うからこの2点さえあれば俺はそこそこ満足すると思う。
終わり