見るなキタ━(゚∀゚)━!

トイレの「小」の方で流せるタイプの文章を書きます。そしてお前を許さない。

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』一話

アニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』一話を…見た。

今季のアニメらしい。なんか適当にザッピングのノリで見た。

基本的にアニメは偏見から入るんですが、その分面白かった時面白い!これ好き!

 

あらすじ

オッドアイが原因で虐められている高校生の女の子が主人公。ある日死んでたカナブンのお墓を作って上げたらそのカナブンが生き返り卵の形をした「友達ガチャ」を引かせてくれる。

友達ガチャを引くことで学校をモデルにした謎の世界に行くと「見て見ぬ振り」という行為を具現化した奴らが襲ってくる。堪らず逃げた先でガチャで引いた卵を割ると中から同年代の女の子が。

どうやらここは夢の世界で主人公は死ぬことがなく、敵が狙っているのもガチャから出てきた女の子で自分に危害は及ばないことを知る。ガチャから出た女の子に巻き込まれたくない主人公はその子と別れを告げ一人屋上へ赴く。

すると屋上には虐められ不登校になる前に唯一友だちになってくれたが、ある日自殺してしまった親友の石像があった。

主人公は自殺してしまった彼女のことを思い、もう「見て見ぬ振り」はしないと、ガチャから出てきた女の子を助ける。

助けた女の子は何らかの理由で消えてしまったが、代わりに親友の石像が温かさを取り戻す。

主人公はこうしてガチャから出てきた子を助ければ親友が生き返るんだと理解し、再びガチャを引きに行くのであった。

 

みたいな。まあ一話だから謎も多い。

 

感想(前置き)

俺の思ったことを言葉にするだけ。各々の好き嫌いはある。それでいいと思います。

 

感想

何が俺がこの話良いな!と言えるキッカケになったかと言えば、「自分は傷付きたくないと思ってるやつが一度見捨てた人をやっぱり助けに行く」という成長が好きだから。

「横断歩道はみんなで渡っても怖いんだ」って台詞がいいなあ。赤信号みんなで渡れば怖くないのもじりだよね。多分。みんなで信号無視したら怖くないとは言うけど、自分は「赤信号で渡っちゃダメじゃん」って気付いて、でもみんな渡ってるから付いていく。けどダメだって気付いてるから怖い。って話かな。

ただコレを見た時俺がダイレクトに感じたのは横断歩道という此岸と彼岸を繋ぐ道、車が行き交いルールで縛られた道、みんなで渡っても怖い道を一人で行くという覚悟を感じた。から好き。みんなが「別にいいじゃん」って言ってることに自分一人で立ち向かうの好きなんだよね。

 

とにかく一度仲良くなった虐められてる人を自分には関係ないからって見捨てたシーンと、そこから期待する心の変化のシーン、「そんな自分は嫌だ!」って言ってくれたことでめちゃくちゃ惹かれました。

敵を倒した後の「なんかやっちゃいました」みたいなポカーンからの「やったよ!」のピースもマジでかわいい。やっぱり一回キャラのことかっこいいと思えるとその後のリアクションもかなりよく見えてくるな!

 

そうなると一話特有のぶっ飛ばし設定も興味が出てくる。

夢先案内人によると夢の世界で助けた女の子は「彼女も他の親友が助けてくれるまでは石像のままだ」って言ってたから多分死んでんだよね。そしたら主人公がやってるのは苦しくて死んだ子達の魂の救済になるし、主人公もこれから沢山やってくる「死(いじめ)の原因」と向き合って成長していくことになるから、どんどんそうやって大きくなっていってくれるとめっちゃ好きだなあ。

しかも夢の世界は不死身だけど、現実世界で痛みが一気に表面化される設定だから「今死ななくても後で死ぬ」「それでも今傷ついてでも助けるか?」って葛藤が出来るし、結局夢の世界で強くなっても現実では意味ないから「主人公にとっての本当の恐怖」である現実のいじめとどう立ち向かうかって展開もできる成長して前向きに進んで欲しい。

後はファンタジーぽいけど実際どこまで現実でどこまで嘘(主人公の妄想?)か分からないので、本当に主人公がクエストを達成していけば親友は蘇るのか、(生き返るとは誰も言ってないので)生き返らなかった場合目標の喪失になるからそこで主人公はどういう選択が出来るのか、考えるとワクワクする。

一話の終わりやパッケージを見るとまだ何人も主人公と同じ立場の人間が出てくるようなので、そいつらがどう関わってくるかも見ものやな。

向かうべき方向は見えているので後は期待に答えつつどれだけ捻ってくるか。マジでいい話になって欲しい。

まあ欲を言えばオッドアイでそんな虐められるのかって疑問がなくはない。俺が中学生の頃とそんなに学校の雰囲気って変わってないんだろうか…。

他には個人の趣味ですが、いわゆる異世界みたいなところに行って主人公がすっと現状を受け入れてしまうのはあんまり好きくない。せめて「ああ、夢か」ってお茶を濁すとか。まあリゼロが受けてるのを見たら現代の若い視聴者がそういうの好まないのは分かるのは分かる、けどやっぱ「キャラのリアリティこんなものなのか」って思っちゃうから俺は「なにこれ!」って主人公に言って欲しい。

 

まとめ

人を見捨てる自分に嫌気が差して勇気を出して戦うって話が大好きなので、こういう真っ直ぐな心の変化をやってくれると嬉しい。俺としては一ミリも捻らなくていい。夢の世界だからそんな前向きな心の気持ちが武器になって現れるってのも好き。俺は「気持ち=派手な勝利・魂のデカさ」にしてくれる往年の少年漫画的な趣向は大好きです。

 

終わり